世界一周クルーズは、およそ3ヶ月かけて地球を一周する大航海です。誰もが一度は憧れる旅です。航空機で巡るとなると長時間のフライトや繰り返しの荷造りをする手間がありますが、クルーズなら体力的にも無理せず、目覚めると目の前には新たな寄港地、国や街が待っています。世界の文化・芸術に触れ、沢山の人々との貴重な出会いがあり、朝日や夕陽、かなたに広がる地平線を眺めていると、日常生活では体験できない感動を覚えます。
区分 | 世界一周クルーズ |
---|---|
出発日 | 2025/3/31 |
期間 | 103日間 |
船名 | 飛鳥II |
航路 | 横浜~神戸~シンガポール~レユニオン島~ケープタウン~ウォルビスベイ~テネリフェ島~バルセロナ~ポルト~ビルバオ~ルーアン~ティルベリー~ボストン~ニューヨーク~ナッソー~カルタヘナ~パナマ運河通航~プンタレナス~マサトラン~サンフランシスコ~ホノルル~横浜 |
料金 | 6,000,000円〜 |
区分 | 世界一周クルーズ |
---|---|
出発日 | 2025/4/1 |
期間 | 103日間 |
船名 | 飛鳥II |
航路 | 神戸~シンガポール~レユニオン島~ケープタウン~ウォルビスベイ~テネリフェ島~バルセロナ~ポルト~ビルバオ~ルーアン~ティルベリー~ボストン~ニューヨーク~ナッソー~カルタヘナ~パナマ運河通航~プンタレナス~マサトラン~サンフランシスコ~ホノルル~横浜~神戸 |
料金 | 6,000,000円〜 |
区分 | 世界一周クルーズ |
---|---|
出発日 | 2025/4/12 |
期間 | 100日間 |
船名 | MITSUI OCEAN FUJI |
航路 | 横浜~高雄(台湾)~ハロン(ベトナム)~ケラン(マレーシア)~コロンボ(スリランカ)~ドバイ(アラブ首長国連邦)~(スエズ運河)~アレキサンドリア(エジプト)~サントリーニ島(ギリシャ)~サレルノ(イタリア)~ニース(フランス)~バルセロナ(スペイン)~ポルノ(スペイン)~ルアーブル(フランス)~アムステルダム(オランダ)~エジンバラ(イギリス)~ポーツマス(イギリス)~ニューヨーク(アメリカ)~マイアミ(アメリカ)~コズメル(メキシコ)~(パナマ運河)~グアヤキル(エクアドル)~プエルトバヤルタ(メキシコ)~ロサンゼルス(アメリカ)~サンフランシスコ(アメリカ)~シトカ(アメリカ)~(ヤクタットベイ)~スワード(アメリカ)~横浜 |
料金 | 5,738,000円〜 |
1914年に完成したパナマ共和国にある全長82Kmの太平洋~大西洋を結ぶ「閘門式運河」。太平洋と大西洋では水位が異なるため、固定された閘室を持つ閘門を両海洋側に設置して船を上下させて通航します。パナマ運河を通過できる船舶の最大のサイズはパナマックスサイズと呼ばれ、閘門のサイズにより、通過する船舶のサイズは、全長294.1m、全幅32.3m、喫水12m、最大高57.91m以下に制限されていました。2016年6月26日の拡張工事完成後は、それぞれ最大全長366m、全幅49m、喫水:15.2mまでの航行が可能となり、通過可能船舶の範囲が大幅に拡大しました。通航には約9時間ほどかけて徐々に進んでいきます。
1869年に完成したスエズ運河は、全長193.30Km、池中海とスエズ湾を通じて紅海を結んでいます。地中海と紅海には海面の高低差がほとんどなく、運河が海面と水平に設計されていることが特徴です。このため、閘門は設置されていません。運航量という点では世界一とされるため、世界の海洋貿易上重要な運河です。運河は、双方向に通行可能ですが、航路は1レーンのみ設定されており、船がすれ違う場所として5カ所が限定されています。スエズ運河を横断している道路橋(スエズ運河橋またはムバラク平和橋)は、日本政府の支援のもと2001年に完成しました。橋は全長は3.9 kmで、うち主支間の400 mが斜張橋でできており、両側に約1.8 kmずつのアプローチがあります。主支間を支える2つの主塔は高さ154 m、オベリスクの形に設計されています。橋の下のクリアランス(桁下高)は70 mで、このためにスエズ運河を通航することができる船の水面上最大高さは68 mに規定されています。運河通航時は、12時間~18時間かけて両端に広がる砂漠などの景色を見ながら進みます。
正式名称は、「北海バルト海運河」。バルト海と北海を結ぶ運河でドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州を横断しています。1895年に完成し、その後、1907年、1914年に拡張されました。運河は、全長98 km、全幅102 m、喫水11 mあり、北海とバルト海の海面の間に高度差は少ないですが、潮の満ち干に対応するための閘門(こうもん)が運河の両端に設置されています。大型客船は通航することが出来ず、限られた小型客船のみが通航可能な運河となっています。
スペイン第2の都市であり、カタルーニャ州の州都であるバルセロナは、旧市街のゴジック地区にある歴史的な建造物や一方、モデルニスモと呼ばれるガウディのサグラダ・ファミリア、グエル公園などの特徴的な建築物が多く、首都マドリッドとはまた違った雰囲気の街並みです。カフェやバールでスペインのおつまみタパスをつまんだり、ショッピングを楽しんだり、ピカソやミロの美術館を見学したり、近郊への観光も便利です。バルセロナ空港から港までは車で30分くらいです。
「水の都」「アドリア海の女王」などと称されるベニスは、世界遺産に登録されており、人気の観光地です。約120の島が400の橋で結ばれ、中世から変わらぬ街の面影を残しています。サンマルコ広場やドゥカーレ宮殿などの見学をはじめ、ゴンドラに乗ってためいき橋を通過したり、大運河をヴァポレットに乗ってリアルト橋をくぐってみたり、迷路のように広がる路地を散策してみたり、老舗のカフェやレストランを訪れてみたり、ベニスの魅力は語り切れません。大型船の停泊する客船ターミナルから、サンマルコ広場までは水上タクシーを利用したり、サンタルチア駅付近まで出てヴァポレットを利用すると便利です。
サントリーニ島は、青と白の建物と紺碧のエーゲ海とのコントラストが美しい島。三日月形をした島は、実は火山島です。島の中心地フィラは、300mほどの崖の上にあり、ケーブルカーで往来ができます。街を散策すると断崖絶壁から臨むエーゲ海とクルーズ船とのベストショットを楽しむことができます。青いドームと白壁の教会の風景で知られる第2の町イアは、夕陽を見る絶景ポイントでもあります。また、サントリーニは、ギリシャ固有品種であるアシルティコ種(白の辛口)ワインの産地でもあります。眺めの良いレストランでお食事の際に試してみてはいかがでしょうか。
ロンドンの外港であるサウサンプトンは、ロンドンから車で約2時間ほど。ロンドン市内観光を楽しむことができます。また、タイタニックの出港でも知られ、ローマ時代からの重要な交易港でもあり、キュナード・ラインが保有数るクイーン・エリザベス、クイーン・メリー2、クイーン・ヴィクトリアの母港としても長い歴史を持っています。
スカンジナビア最古の首都、オスロ。フィヨルドの奥深くに位置し、人口50万人ほどとスカンジナビアでは最も小さな首都です。静かな水面と美しい緑の森、別荘の建つ小島が点在しています。15世紀の大火の後、クリスチャン4世により広い路と美しい広場、公園など他のヨーロッパの都市では見られない街に生まれ変わりました。公園や広場にはノルウェーの歴史を伝える銅像や代表的な芸術家ヴィーゲランの彫刻など数多くみられます。
ゼ・ブルージュは、北海に面しているフェリー貨物やコンテナ貨物も出入りする港で、クルーズ船の寄港だけでなく貿易港としての役割もはたしています。港からの観光地としては、世界遺産の街、ブルージュ観光が一番の人気です。 ブルージュにはその名のとおり、橋がたくさん架かっていて、入り組んだ運河も広がっていることから水の都と呼ばれています。ブルージュの内港があった愛の湖公園やマルクト広場、ギルドハウスなどの中世の街並みや風景を楽しむほかにもベルギービールの醸造所も数多くあり、見学できます。また、首都ブラッセルへの観光も可能です。
18世紀にピョートル大帝が、ネヴァ川の河口に築いた街。レニングラード州の州都であり、モスクワに次ぐロシア第2の都市。42の島と多くの運河から「北のヴェニス」とも呼ばれています。歴史的にはニューヨークより新しいこの街はロシアバロック様式の教会からネオクラシック様式の宮殿まで、色々なスタイルがミックスされ、豊かな建築様式が生まれました。金色の円屋根が輝くイサク聖堂や壮大なペトロパヴロフスク要塞や郊外の帝政ロシア時代の栄光を伝える宮殿も一見です。エルミタージュ美術館はあまりにも有名ですが、バレエ鑑賞などをお楽しみいただくこともできます。
アイスランドの玄関口はレイキャビク。アイスランドの首都。世界最北にある首都でもあります。首都圏全体では人口の60%以上が住んでいます。活気あふれる街にはカラフルな建物が並び、素敵なカフェやレストランなどとして利用されています。火口があるため地熱によって氷河が溶け、天然温泉があちこちにあります。
ポルトガルの首都。大西洋へ流れ込むテージョ川の河口に位置しています。迷路のような路地とケーブルカーが印象的な旧市街や世界遺産ジェロニモス修道院やベレンの塔、発見のモニュメントなど大航海時代を偲ばせる建造物など見どころ豊富です。また近郊には王宮が世界遺産として登録されているシントラ、ユーラシア大陸最西端のロカ岬などがあります。
カサブランカはモロッコ最大の都市で、商業・金融の中心地です。映画「カサブランカ」の舞台としても知られています。「カサブランカ」とは、スペイン語で「白い家」を意味します。12世紀には貿易港として栄え、15世紀ポルトガル人によって町の再建が行われ、今は近代的な街となっています。200mの高さのミナレット(尖塔)を持つ世界で3番目に大きいハッサン2世モスクは、街のランドマークでもあり、観光ができるモスクです。
ドバイは、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつ、ドバイ首長国の中心都市。アラビア半島のペルシア湾の沿岸に位置する 中東屈指の世界都市です。2010年には世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリーファ」(830m)が完成し、巨大ショッピングモール、ホテルが建設されるなど、世界的な観光都市でもあります。また、2008年に引退したクイーン・エリザベス2が、バール ドバイ地区の海沿いに新たにホテルとしてオープンしています。
地中海に面したアレキサンドリアは、エジプト第2の都市です。紀元前332年にアレキサンダー大王によって建設された街の海岸線は、美しく弧を描いています。クレオパトラやシーザーが過ごした街でもあり、市内には、ギリシャ、ローマ時代の遺跡が多く残っています。池中海性気候のため、エジプトの中では比較的過ごしやすい街です。カイロの北西208キロ、車で3時間の距離にあるので、ギザのピラミッドやカイロ市内への寄港地観光が可能です。
「100万ドルの夜景」と言われる夜景が有名な香港。中国の中でも特別行政区に指定されている香港は、自由貿易地域でありながら700万人以上の人口を有する大都市。魅力溢れるエキゾチックな都市として人気の高い観光地です。ホテルやショップが並ぶ九龍地区、香港島にはモダンな高層ビルや豪華ホテルがそびえ立ち、狭い路地には屋台や様々な店が所狭しと並び、英国の旧植民地、香港には見どころがたくさんあります。 旧香港カイタック空港の跡地に出来た新ターミナルは、市内の中心まで車で約20分ほどです。
山水画に似た景観から「海の桂林」との異名を持つハロン湾。ベトナム北部、中国との国境近くに位置し、世界遺産に指定された美しい景勝地です。大小3,000もの奇岩、島々が存在し、海中から突き出すようにそびえる先端の尖った奇岩の迫力ある風景や太陽の位置や霧・雨によって幻想的な風景を見せてくれます。人々はこれらの島々を「竜が吐き出した宝玉」と呼び、竜の訪れる島」という意味を込めてハロン湾と名づけました。
オーストラリアの首都シドニーは光とさわやかな海風が心地よい街です。世界遺産にも登録されているシドニー・オペラハウスやシドニーハーバーブリッジは絶好の写真スポットです。街の中心にある緑豊かな王立植物園、古い街並みが残るロックスからの夜景も最高です。街の中心から30分で行けるボンダイビーチはサーフィンに絶好のビーチで、お洒落なカフェやレストランもあり魅力いっぱいです。サーキュラー・キーからフェリーで10分強で行けるタロンガ動物園にはゴリラやヒョウ、コアラやカンガルーなど4,000頭以上の動物がいます。シドニーから車で2時間ほどの所にあるハンター・バレーはオーストラリアで最も有名なワインの産地。120もあるワイナリーでのワインテイスティングも楽しみです。
世界遺産フィヨルドランド国立公園にあるミルフォード・サウンドは10万年もの歳月をかけて大自然が作り上げたフィヨルドです。一番近いクイーンズタウンからは車で片道5時間もかかるので、クルーズで訪れるのが最適です。入り江からそびえたつ1000メートル級の山々や海に向かって落下する滝、波一つない静寂なフィヨルドの荘厳な景色は圧巻です。1年の2/3は雨なので雨具の用意がポイントです。
フランス領土のニューカレドニアは、世界最大といわれるサンゴ礁によるエメラルド色の海が広がっています。ヌーメアは「天国に一番近い島」といわれるニューカレドニアの首都で、南フランスを思わせる街並みが続きます。モーゼル湾にあるマルシェ(朝市)のカフェでカフェオレやクロックムッシュの朝食を楽しみ、フレンチスタイルのファッション雑貨や、ローカルな植物や果物を材料にした石鹸などのお土産を探すなど散策もできます。第2次世界大戦時の大砲が残る「ウアントロの丘」では晴れた日には周辺の小さな島々を一望できるます。「F.O.Lの丘」からの眺望も素晴らしく、白い帆船が浮かぶモーゼル湾が見渡せ”南太平洋のコートダジュール”といわれる街を見渡せます。
サウスシェトランド諸島は、ドレーク海峡の南端、ブランスフィールド海峡によって南極半島と隔てられています。11の大きな島と多くの小さな岩からなり温暖で湿度の高い変化に富んだ島々です。ハーフムーン島ではヒゲペンギンやナンキョクアジサヒやトウゾクカモメ等が、リビングストン島ではゼンツーペンギンやマカロニペンギン、ゾウアザラシ、ナンンキョクオオフルマカモメ等、ペンギン島ではヒゲペンギン、ナンキョクオットセイ、ゾウアザラシ等が見られます。南極では珍しい活火山の島デセプション島は1万年程前に大きな火山の頂上部分が大噴火して陥没し、そこに海水が流れ込んで馬蹄形の島となりました。デセプション島の湾入口は狭く「ネプチューンズ・ベローズ(水神のふいご)」と呼ば湾内の海岸線の海水は地熱によって温められています。
南大西洋上に浮かぶイギリス領のフォークランド諸島は、420以上の島々から成り立ち、その内の東フォークランド島と西フォークランド島が、陸地の殆どを占めています。首都はスタンレー。フォークランド諸島の中では、活気あふれる場所です。フォークランド諸島には、キングペンギン、ゼンツーペンギン、イワトビペンギン、マカロニペンギン、マゼランペンギンという5種類ものペンギンが住み着いています。 アホウドリ、フルマカモメ、ヒョウアザラシやアシカ野も見ることが出来ます。
活気あふれる州都ホノルルがあるオアフ島はハワイの島々の中で3番目の大きさです。ホノルルにはハワイの人口の殆どが集まっており、大自然の魅力とハワイの歴史・文化を象徴する建物など見所がいっぱいです。ビーチリゾートとして一番人気のワイキキビーチ、数々の熱帯魚が泳ぐハナウマ湾、サーファーには憧れのワイメア湾等サーフィンやジェットスキー、パラセイリング等が楽しめます。他にもハワイの歴史を伝えるイオラニ宮殿、東西文化を伝えるビショップ博物館や海軍基地パールハーバー、オアフ島のランドマーク、ダイヤモンドヘッドへのハイキングなど観光地として見どころがいっぱいです。また、ゴルフファーにとっても天国です。カラカウワ通りや、アラモアナショッピングセンターでの買い物、夕陽を見ながらのサンセット・クルーズ等いくら時間があっても足りないくらいです。
アラスカ最南端の街ケチカンは、先住民族のクリンキット族の言葉で「羽を広げた鷲」という意味です。1887年に白人が入植し始め、開発が進められると、その翌年には金が発見され、ゴールドラッシュに。1900年代に入りゴールドラッシュが衰退すると以降、漁業と林業が主な産業となり、シアトルからアラスカの各都市を結ぶアラスカ・マリンハイウエイの最初の寄港地であり、現在ではアラスカ州第4の街として発展しています。自然景観に恵まれたケチカンは、トーテムポールなど先住民族の文化遺産も多く残っています。付近にあるミスティフィヨルド国定公園は雄大な景観と多くの野生生物が生息することで知られています。
アラスカ州の州都。ゴールドラッシュによって作られた町。町のすぐそば、中央付近に船が到着するため、町までは徒歩観光が可能です。メインストリートには土産物屋やスモークサーモンなどを売るお店が軒を連ねます。客船のターミナルからはロープウェイでロバート山の山頂から町や船を見下ろす景色を楽しむことができます。 ジュノー背後の尾根に向うに広がるジュノー・アイスフィールドからは36の氷河が流れ出ており、その内の一つ、メンデンホール氷河はアラスカでも景観美を誇る氷河です。
カナダの西の玄関口・バンクーバーはカナダ本土とバンクーバー島に挟まれたジョージア海峡に面して発展したカナダ第3の規模を持つ港湾都市です。多くのアラスカクルーズ発着港として知られています。街の近くに山並みが続き、都会の建物の中に緑の公園も多く自然を楽しむことができる街です。自然と都市の共存、そして温暖な気候も魅力のひとつで、「世界で最も住みやすい街の1つ」と言われています。
太平洋に面する、カリフォルニア州最大の都市ロサアンゼルス。ハリウッドやユニバーサルスタジオなど、映画の都として世界的に知られており、世界で最初に作られたディズニーランドも近郊にあります。サンタモニカビーチや、高級住宅街のビバリーヒルズなど市内観光先も様々です。また、ロサンジェルスから南に約30㎞のロングビーチのウォーターフロントのエリアには、水族館や現在はホテルとなっているかつての豪華客船“クイーンメリー号”やヨットパーバーなどがあります。
美しいビーチが広がる世界的なリゾート地アカプルコ。人気のクリフ・ダイビング・ショー は、高さ45mのラケプラダの断崖をダイバーが裸足で登り、そこから荒波の押し寄せる海の中へとジャンプする命掛けのショーです。アカプルコ湾は東西に約8kmのびており、東に行くほど高級リゾート地になってきます。
ケベック州の州都ケベックシティは、1608年にフランスの殖民地として川沿いに造られた街。毛皮や木材などの交易の場として多くの商人で賑わいました。その後1759年には英仏間の植民地戦争の結果、イギリスの植民地となり、ふたつの文化の混在する街となりました。現在でも住民の8割がフランス語を母国語とし、フランス文化の香りが高く、カナダ連邦からの独立運動も盛んに行われています。崖の上に厚い壁で囲まれた旧市街は、北米で唯一の城壁都市として世界遺産にも登録されています。また、メープル街道沿いの都市としても有名で、特に9月から10月頃、紅葉の時期に訪れるのも人気です。
米国北東部ニューイングランド地方最大の都市ボストンは、アメリカ発祥の地、マサチューセッツ州北東部にある港湾都市。「ボストン茶会事件」で知られ、また独立戦争の舞台でもあるため、街中に歴史的建物が存在しています。200年の歴史を持ち、ヨーロッパの雰囲気が今も濃く残り、赤いレンガ造りの建物が並ぶ街の姿は他のアメリカの都市とは異なる雰囲気と魅力を持っています。現在のボストンは近代的な高層ビルと歴史的建造物が混在する人口80万人の商業,学術都市として栄えています。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学があり、京都市と姉妹都市を結んでいます。
フォートローダデールは、マイアミの北約 38 キロに位置するフロリダ州南東部にあるリゾート地。フロリダで最も人気のビーチリゾートとしてだけでなく、「世界のヨットの首都」としても有名で、4 万隻以上の船がここを船籍地として登録しています。市内は総延長500kmに及ぶ運河が縦横に巡らされていることから「アメリカのベニス」とも呼ばれており、運河沿いには豪華な邸宅が建ち並んでいます。フォートローダーデールの名前は第 2 次セミノール戦争の時に米軍が築いた一連の砦(fort)、最初に砦を築いた部隊の指揮官であったウイリアム・ローダデール少佐、この 2 つにちなんで名付けられました。カリブ海クルーズの拠点都市のひとつでもあります。
北大西洋のカリブ海に浮かぶバハマの首都ナッソー。郊外に残る石造りの砦跡を代表とするイギリスの植民地時代の名残が残る観光地です。マリンスポーツや潜水艦で海洋生物観察で楽しんだり、町に出れば民芸店や免税店が並ぶストローマーケットでのショッピングを楽しむことができます。また、マリンスポーツも人気です。
コズメルはユカタン半島沖合い20Kmのカリブ海に浮かぶメキシコ最大の島です。コズメルとはマヤ語でツバメの島を意味し、かつてはマヤ人の聖地でした。メキシコ有数の観光地として知られ、美しい海に多くの観光客が世界中から訪れます。また、メキシコ本土、対岸にあるマヤ文明末期に栄えた城壁都市のトゥルム遺跡まで日帰り観光を楽しむことができます。
かつてカルタヘナは、スペインが南米で得た全ての富を行き来させていた中継ぎ港でした。カリブ海と南米を支配していたスペインは、堅牢な要塞を造り、200年以上にわたる海賊の攻撃から町を守りました。城壁に囲まれたカルタヘナ旧市街は、ユネスコの世界遺産に登録されています。曲がりくねった細道にはスペイン植民地時代の建築物が立ち並び、色鮮やかな建物、バーやレストランが軒を連ねています。17 世紀に建てられた丘の上に立つポパ修道院からは、街が一望できるうえ、礼拝堂と植民地時代の博物館も見学することができます。現在も修道士たちが生活をしています。
南米大陸の半分の面積を持つブラジルの第2の都市リオデジャネイロはブラジル最大の港湾都市。グアナパラ湾に面している世界三大美港の一つです。街のシンボル、高さ30メートルのキリスト像が立つコルコバードの丘、巨岩が突き出たポンデ・アウカール山からは美しいリオの街の絶景を楽しめます。 ブラジルを代表するコパカバーナビーチはコパカバーナ要塞から3kmも続く白砂の美しいビーチで、日光浴を楽しむ人々の姿で一日中でにぎわっています。イパネバビーチ、レブロンビーチ等静かな穴場のビーチも沢山あります。毎年2月~3月には世界最大級のサンバカーニバル、「リオのカーニバル」は、 煌びやかに飾った巨大な山車と華やかな衣装をまとって踊り歩くサンバスクールのパレードは人々を熱狂の渦に包みます。
南米大陸最南端、マゼラン海峡に面するプンタアレナスはパタゴニアへの玄関口。街の中心マルマス広場にはマゼランの像が建っています。広場の傍らにはすべての材料をヨーロッパから運んで建てられた20世紀初頭の荘厳な建物サレ・ブラウン宮殿があり、現在はホテルとなっています。クルスの丘はマゼラン海峡とカラフルな街並みが見渡せる絶好の場所です。遠くにはアルゼンチンと領有を半分に分ける島、フエゴ島もが見渡せます。ムニョス・ガメロ広場にはマゼラン海峡発見400周年を記念したマゼラン像が建てられています。夏にはマゼラン海峡を渡って南極に向かう船が出入りします。