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TRAVEL NOTES
クルーズ旅行記
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大型客船はまるでテーマパーク

2021.11.10
クルーズエッセイ

大きな客船は苦手、という人はいらっしゃいませんか。若い世代ならいいかも?と思われている方がとても多いようです。でもそれは本当でしょうか。

今回は22万トン以上という世界最大級の客船を保有するロイヤル・カリビアン・インターナショナルの客船を、ご一緒に検証してみましょう。

大型船だから楽しめる多彩なショー

ディナーのあと、豪華なプロダクションショーを楽しみにしている方は多いはず。クルーズでは食事やほとんどのエンターテイメントが料金に含まれていますから、お得な旅行のスタイルですね。

1)写真のアイススケートショーは会場がけっこう冷えるので、私は一度キャビンに戻りジャケットを羽織りました。

客席数はおよそ900席。これはハーモニーオブザシーズ号(約22万6693トン、乗客5479人)のショーです。

オリンピック級のトリプルアクセルや女性を持ち上げるリフトなど、見せ場が多くて最後まで舞台から目が離せません。通常のプロダクションショーのように衣装の早変わりもありますが、あくまで全員スケート靴を履いての演技です。

ご覧の通り、最後の場面では乗客が立ち上がりキャストは拍手と喝采を受けました。こんなショーを観られるのもメガシップならでは。日中は貸靴もあるスケートリンク(有料)として利用もできます。

2)定番のプロダクションショーにはブロードウエイ風のミュージカルが評判です。

「キャッツ」「マンマミーア」「サタデーナイトフィーバー」やロックグループQueenの「ウィウィルロックユー」など、年代に関係なく楽しめる懐かしい演目が満載。大きめのシアターで2回に分けて上演されます。

3)屋外アクアシアターでのショー

カリブ海や地中海など温暖なエリアでは、プールを利用したショータイムも開催されます。会場は海が見渡せる船尾の円形コロシアム型シアターです。

予約制で600席があり、プロによるダイビングショーや水と光のショー、水中バレエ、シンクロナイズドスイミングなど、視覚で楽しめる演目ぞろい。

客席に座っているだけで斬新なエンターテイメントの数々に出あえます。当社の客船で車椅子のお客様をけっこうお見受けしますよ。メガシップにはスロープが多く、移動もラクなようです。

クルーズで試したいスポーツ施設

少しアクティブなクルーズをしたい方には以下のようなアクティビティはいかがでしょうか。

1)船上ロッククライミングの元祖

2020年東京オリンピックの新競技に「スポーツ・クライミング」として追加されたのがいわゆるロッククライミングです。こんなスポーツ、日常ではなかなかお目にかかれません。乗船記念に?挑戦する人も。

インストラクターもいますし、初心者や子供向けのレッスンがあるクルーズもあります。また夕暮時など、洋上ならではの工夫も素敵。上まで到達できたら、備え付けの鐘を鳴らして達成感を味わいましょう。

2)洋上でサーフィンを楽しむ

写真はオベーションオブザシーズ(16万8666トン、乗客4180人)のフローライダーです。

こんなにカッコよく波乗りできたら良いのですが。この男性は撮影用に乗船したプロのサーファーです。立ち上がらず、腹ばいで波を楽しむ人もいますよ。

男女ともに人気の施設で、もしご家族で乗船し誰かが参加するならばぜひ声援に出かけましょう。

サーフィンが無理ならば、子供時代に戻ったつもりでウォータースライドを試しても。自宅そばの遊園地では恥ずかしくても、客船ならば誰にも気兼ねは要りません!

3)スリル満点の空中散歩ジップライン

滑車を使いワイヤーロープを滑り降りる遊びです。ヘルメットをかぶり安全に関する同意書にサインしたら、レッツゴー。他のアクティビティ同様、これも無料で楽しめるお薦めの施設です。

新しいことを試してみるのは、脳に刺激を与える意味で◎(二重マル)ではありませんか。これはアンチエイジング若返り効果で、脳活にもなるというものです。

テーマパークのような乗り物も洋上に

斬新なものから懐かしいものまで、あらゆる年代のお客様を想定した乗り物も用意されています。

1)ギネス認定された展望カプセル

「洋上で一番高い展望デッキ」として登録されたのは「ノーススター」です。船上から突き出た長いアームの先にはカプセルがついていて、海上90mから360度の眺望を楽しめます。デッキからの眺めとは違う、究極の冒険になるでしょう。

2)「オートスクーター」を洋上で

かつて「としまえん」では写真(アンセムオブザシーズ)のような車はこう呼ばれていたそうですね。英語ではバンパーカー又はドッジカーと言います。

遊園地では天井に電線が付いていましたが、船上にないのは電池を利用しているため。洋上のひと時をこんな懐かしい体験で過ごすこともできるのです。
 
大型客船は動く洋上の都市です。たしかに若者やファミリー向けかもしれません。しかし気持ちを若く保ち続けたい、クルーズで新しい体験をしたい方なら誰でも楽しめることでしょう。

執筆者 | 吉田あやこ
クイーン・エリザベス2と初代飛鳥元クルー、現職はクルーズアンバサダー。
クルーズバケーション社のコーディネーターを経て現職。英国在住30年。
クルーズガイド取材アシスタントなどを含め、世界の客船約100隻に35年の乗船経験あり。
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