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TRAVEL NOTES
クルーズ旅行記
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客船のスパを満喫しよう

2022.01.05
クルーズエッセイ

いまサウナが空前の人気だそうですね。今までは年配者が楽しむ施設というイメージがありました。しかし昨今はサウナを起点とした旅が紹介されたり、コロナ禍で家庭用サウナを設置する人も増えたとか。クルーズではどの客船にもスパ施設があるものです。美容と健康のために、乗船したら訪ねてみませんか。

スパとリラクゼーションの場所

今まで一度も行ったことがない、という方がけっこういらっしゃいます。もちろん美顔マッサージやヨガ教室は有料だったりしますので、万人向けではありません。客船によって名前は異なりますがスパのエリアでは、どんなサービスがあるでしょうか。

美容室・マッサージ・ネイルサロン

主に女性向けのトリートメントですが、全身マッサージは男性にもファンがいらっしゃいます。また鍼灸師による施術や足のツボを刺激するリフレクソロジーや指圧、足裏診断なども最近は人気上昇中。

サウナ各種、ジャグジー泡風呂、温水プール

無料で利用できる船もあれば、毎回パスを購入する場合もあります。広さは異なりますが、これらの施設は大型船から小型船までほぼ設置されています。それだけニーズがあるということでしょう。

DI

写真のダイヤモンド・プリンセスには屋外バスがあり露天風呂感覚で楽しめます。有料ですがシャワーのみの客室に滞在する人にとても評判です。また日本船にあるグランドバスは無料で毎日利用できますから、日本人には嬉しいですね。男女別なのも特徴です。

ヨガやピラティス、ストレッチ教室など

無料の早朝ストレッチから、有料ヨガ教室や流行のパーソナルトレーナーを雇うサービスもあります。
体験してみたい方は、ぜひクルーズでデビューしてみて下さい。何か新しいことを始めるのは気分アップになりますし、船内のスタッフが丁寧に指導してくれるでしょう。

乗船したら、まず船内新聞をチェック。スパ施設の見学ツアーや説明会が出ていませんか。乗船日に限り、有料のエリアに入れる特権も。下見して参考にしましょう。また美容室の予約なども初日ならば確実です。

疲労が取れるという温冷浴とは

サウナにはドライとスチームがあり、両方を備えている客船もあります。ドライサウナが高温と低温に分かれているラグジュアリー船や、体を冷やすための氷壁をもつアイスルームを装備の船まで設備はさまざま。また小型船でもラグジュアリー船ならばサウナは広めですが大型船のサウナは小さめの傾向があります。

若者や女性のサウナー(愛好者)に人気なのは、温冷交代浴といわれているもの。疲れが取れて頭がスッキリし体調がよくなるとか。まずサウナに入り、次は水風呂へ。その後は少し外気浴をしてゆったり休みます。これを数回繰り返すことで体に良い刺激が与えられるのですね。こんなサウナ活動は「サ活」とよばれ、漫画や書籍まで出るほど流行っています。

英国に住んでいる私は毎日ジムに行ってスティームサウナを楽しんでいます。サウナ後に泳いだり、足浴をしてからサウナに入るだけの日も。今度乗船したら洋上の「サ活」体験をしてみたいと思います。

ドイツ客船オイローパ2のサウナは船尾にあり、水風呂プールや屋外にクールダウン用デッキチェアも置かれていて、理想的な環境です。サウナ好きなドイツ人は水着ではなくタオルを体に巻いて楽しんでいる姿をよく見ました。ファミリー向けのドイツ船マインシフの各船では、温泉ランドのように遊べるサウナが自慢。無料なのは日本船の大浴場と同じ感覚なのでしょう。

Europa2

同じくサウナ好きで知られるのは北欧の人々です。ヴァイキング・オーシャンクルーズの各船も無料のサウナ施設があります。ドライサウナは本格的なフィンランド式。写真の温水プールは小さいのですが、強い水流に対して泳ぐので良い運動になります。

空いている日時を選んで

多くのスパ施設は午前8時~午後8時という営業時間になっています。航海日は全員が乗船していることから、けっこう賑わっているもの。食事の時間帯、特にディナー時は少し空くのでサウナを楽しむなら早めのディナーにする工夫をしてもよいですね。また入港日とくにバルセロナや香港など大きな観光地ならば午前中はたいていガラガラです。

もちろん観光も大事ですが、クルーズ中に一回は上陸しない日をつくり船内でゆっくり過ごすのも良いでしょう。コロナ感染予防をしているクルーズに何度か乗りましたが、「密」を避けるための規制やスパ施設じたいのルール変更がけっこうありました。

ある客船では、かつてマッサージ等を予約した人は有料プールや岩盤浴などを使えたのですが、このサービスは終了し別料金になったとのこと。小さいドライサウナは閉鎖されている船がほとんどです。しかし屋外へ出られるスパ施設やスティームサウナは人数制限をして営業している場合もありました。

もうしばらくはコロナケアが必要ですが、乗れるようになったらサウナをはじめ、健康に役立つ施設を大いに利用してクルーズを楽しみたいものですね。

執筆者 | 吉田あやこ
クイーン・エリザベス2と初代飛鳥元クルー、現職はクルーズアンバサダー。
クルーズバケーション社のコーディネーターを経て現職。英国在住30年。
クルーズガイド取材アシスタントなどを含め、世界の客船約100隻に35年の乗船経験あり。
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