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TRAVEL NOTES
クルーズ旅行記
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クリスマスはリバークルーズで

2021.12.01
クルーズエッセイ

師走に入ると、何かとせわしなくなるものです。海外へ脱出できるようになったら、冬の欧州で本場のクリスマーケットを体験するのはいかがでしょう。

リバークルーズなら、一週間で数か国の異なる都市を訪ねることができます。寒い季節を元気に楽しむ伝統の習慣を味わってみて下さい。

クリスマス+欧州=リバークルーズ

クリスマスは12月25日ですが、欧州ではそのおよそ4週間前からお祝いモードになります。英語ではアドベントといい、日本語では待降節すなわちキリスト生誕日を楽しみに待ち、クリスマスの準備をする時期なのです。2021年は11月28日がその初日で、この日からクリスマスマーケットが開始されるのが習慣になっています。

クリスマスに必要なものを広場で売ることから始まったこのマーケットやクリスマスツリーなどはドイツが発祥の地と言われていますね。キリスト教国の欧州だけではなく、もう世界じゅうに広がった楽しい年中行事です。昨今は日本の各地でも美しいイルミネーションで毎年開催されているようです。

Xmas Market

この時期の欧州リバークルーズは複数のマーケットを訪ねるのがハイライト。どんなリバーや寄港地があるでしょうか。以下に挙げてみました。

ドナウ川:パッサウ(独)、ウイーン(オーストリア)、ブダペスト(ハンガリー)、ブラチスラバ(スロバキア)、メルク(オーストリア)など。

ライン川:ストラスブール(仏)、バーゼル(スイス)、マンハイム(独)、リューデスハイム(独)、コブレンツ(独)、ケルン(独)、デュッセルドルフ(独)

エルベ川:プラハ(チェコ)、ドレスデン(独)、ハンブルグ(独)など。

セーヌ川:パリ(仏)、ルーアン(仏)、オンフルール(仏)、コーデベックアンコー(仏)、バーノン(仏)

大聖堂で有名なドイツのケルンにはクリスマスマーケットが7つもあります。しかし同じドイツでも古城街道の起点となるマンハイムにはたったひとつしかありません。その代わり規模が大きいのです。

ヒュッテとよばれる売店が500軒も並んでいますから、各地を比べてみるのも楽しいと思います。夜寝ている間に移動できるのが船旅のラクなところ。また雪が降ることもあり、ホワイトクリスマスが体験できたらラッキーですね。

季節限定のセレブレーション

欧州の年末はクリスマスが中心、と言っても過言ではありません。今年はどこへ行くか。誰と過ごすか。誰にどんなプレゼントを買おうか。多くの人々は早くから計画をたてて、一年で最もカラフルで賑やかな年末を楽しみます。リバークルーズは観光を楽しむだけではなく、家族へのプレゼントも買えるので、一挙両得な旅なのです。

クリスマス飾り

乗船すると欧州らしいクリスマスデコレーションを船内じゅうで見るでしょう。緑のヒイラギと赤いポインセチアがシンボルで、綿雪やサンタクローズも必須のアイテムです。ツリーの下にはラッピングされた箱がたくさん置かれています。これは家庭と同じでクリスマス当日、このプレゼントをみんなで開けるのが慣習なのです。写真のようにサンタさんを船首に飾る船もあります。

特別なイベントとして、クルーで構成された聖歌隊がクリスマスキャロルを歌うものがあります。又、ドイツのクリスマス菓子シュトーレンや薪の形をしたチョコレートケーキの調理実演も開催されたり。それからクリスマス商品のセールも見逃せません。レセプション近くに特設コーナーができるのです。木製クリスマス人形やミニツリー、サンタクロースのぬいぐるみ?など、お土産に最適ですね。

もちろん、各寄港地でもマーケットのぶらぶら歩きは楽しいもの。たいてい午後から開店し、夜遅くまで開いています。ウイーンやドレスデンなどでは停泊することが多いので、夜のお出かけも可能です。

焼きソーセージ

リバークルーズの港は市内に徒歩で行けるほど近いのが普通ですが、ウイーンのように地下鉄を利用するほど離れていることも。クリスマスクルーズ時は、船社がマーケット行きの送迎バスを出してくれる事がほとんどなので、車窓から夜景を楽しむことができます。

クリスマスは美味しい

クリスマスのご馳走といったら、何を思い浮かべるでしょうか。日本ではローストチキンが一般ですが、欧州では家族が集まって食べる大きなターキー(七面鳥)やグース(ガチョウ)などが好まれるています。よって多くのリバークルーズではローストターキーが伝統的なディナーの一品になるでしょう。

今回の写真はアマ・ウオーターウエイズのライン川クルーズで撮影しました。グルメを満足させるお食事は、材料が新鮮で質の高いものばかり。食品を供給する会社が、ドイツのラグジュアリー船オイローパ2と同じと知り納得しました。肉類、チーズ類シーフードを使った欧州の典型的なメニューは日本人にも受けるはずです。ウイーン風カツレツなどや自家製チョコレートなどは特に美味でした。

クリスマス限定のグリューワインはスパイス風味のホットワイン。甘みがついているので飲みやすく、女性にも人気です。ノンアルコールなら温アップルジュースのスパイス入りもあり子供やシニアも一緒に楽しめます。これは船内でも飲めますし、市内のマーケットで飲み歩きも楽しいですね。ご当地マグカップをお土産にしても。またドイツ名物の焼きソーセージは行列ができるほど人気商品です。ジュウジュウと焼ける音と匂い、そして香りに誘惑されて食べてみたくなります。でもその大きさに驚かれるでしょう。

執筆者 | 吉田あやこ
クイーン・エリザベス2と初代飛鳥元クルー、現職はクルーズアンバサダー。
クルーズバケーション社のコーディネーターを経て現職。英国在住30年。
クルーズガイド取材アシスタントなどを含め、世界の客船約100隻に35年の乗船経験あり。
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