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クルーズ再開
2020年から日本への寄港が許可されていなかった海外のクルーズ船、遂に入国、寄港が許可されました!!! 春の訪れと共に日本発着や日本に寄港する複数のクルーズ船が各地の港を賑わせます。
プリンセス・クルーズの新システム「メダリオン・クラス」「オーシャン・メダリオン」
横浜発着、神戸発着の日本発着クルーズを毎年30本以上行ってきたプリンセス・クルーズのダイヤモンド・プリンセスも満を持しての再開となります。
新システムを導入したメダリオン・クラスの船となり、今まで使用していたクルーズカードに変わって「メダリオン」というメダル型端末を使い、非接触で客室ドアの開錠や、船内での飲食物のオーダーなど、様々なサービスを受ける事ができるようになります。人や物との直接的な接触を必要最小限に抑えられ、まさに今の時代に沿った新サービスといえるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。「メダリオン・クラス」「オーシャン・メダリオン」聞きなれない名前です。
今迄使っていたクルーズカードがメダル型になり、「メダリオン」と呼ぶようになります。ここまでは解ります。それに続き、各自のスマートフォンに「メダリオン・クラス」の専用アプリをダウンロードし、そのアプリとメダリオンを連携して新しいサービスが提供される。こうなるとこれはなに?どうなるの?と思うのは私だけではないのでは。
プリンセス・クルーズ社のホームページを見てみましょう
プリンセス・クルーズ社のホームページを見ると、
『ウェアラブル・デバイス「メダリオン」や専用アプリ(「メダリオン・クラス」アプリ)を利用し、お客様へさらにきめ細やかなサービスと、より質の高いクルーズ体験を提供いたします。』
英語をそのまま日本語にした単語が多く・・・。これからはこういった単語にも慣れていかなくてはなりませんね。
ダイヤモンド・プリンセスに予約を入れることにしました
しかし実際のところ、この新サービスはどんなものなのか、いったいどう変わるのか解りません。そんなわけで横浜発着のダイヤモンド・プリンセスに予約を入れ、なにが変わるのか、今まで以上に便利に、快適になるのか体験してみようと考えました。
まずはコース選び。一度も訪れたことのない場所が入っているコースを選びたいとパンプレットを眺めます。どのコースも寄港地が異なり、心惹かれるコースが複数あり迷います。
紙媒体だけでなくデジタルパンフレットもあり、電車で移動中でも調べられるのでなかなか便利です。でもやっぱり実際のパンフレットでじっくり見比べながら選びたくなるのは慣れないせいでしょうか?年齢的な問題でしょうか?
迷いに迷ったあげく6月21日発の「沖縄台湾リゾートクルーズ9日間」を選びました。6月後半には沖縄の梅雨が明けていることを祈りつつ。
長く続いたコロナ禍で長期の旅行にも行っていませんでしたし、海外にも出られない時期が長かったので、リゾート気分を味わえるこのコースを選びました。
予約、そしてその後は
予約確認後、メダリオン・クラスのアプリを利用し、乗船前に登録を行う必要があります。まずはスマートフォンで。専用アプリであるプリンセスメダリオンPrinces Medalionをダウンロードしました。
OceanReady オーシャンレディ
アプリ内の機能の1つOceanReady オーシャンレディを使い、乗船前に個人情報、お支払方法、パスポート番号などの登録を行います。以前は乗船時に撮影していた身分証明用の写真も事前にスマートフォンを使って各自で撮影・登録する事になりました。これにより港でのチェックインにかかっていた時間が短縮されるのではと期待します。
オーシャンレディOceanReadyは乗船前に必要事項を記入するだけでなく、他にも各種設定という項目があます。その中のダイン・マイウェイDine My Way というサービスを使えばレストランの事前予約もできます。これはなかなか便利ですね。有料のスペシャリティ・レストランだけでなくメインダイニングルームの予約も日々好みの時間、場所を予約する事ができます。
私の母親は80歳を超えています。今年8月のクルーズに申し込んでいますが、果たしてこのアプリを使いこなせるのでしょうか? できないと思います。 とすると、どうなるのでしょう。出発前のアプリ入力は手伝う事が出来たとしても、乗船後はどうなるのでしょう?同行の友人にパソコンに強い方がいます。その方に万事一任して良いものか。色々と心配になってきました。
クルーズの進化
しかし、スマートフォンを利用してのチェックインなどはプリンセス・クルーズだけで行われているわけではありません。現在はほとんどのクルーズ会社でオンラインチェックインを行っています。バゲージタッグ(荷札)の印刷をパソコンで行う事も複数の船会社で行われています。クルーズは確実に進化してきている事を実感します。
そして、クルーズに乗るには私たちも進化しなければなりませんね。
30年前のクルーズ
30年以上も前でしょうか、クルーズ説明会では毎回「船に乗るとテレビで毎日のニュースを見る事も、新聞が届くこともありません。電話代も衛星回線を通すので大変高額です。
どうぞ船に乗ったら俗世間を忘れてください。仕事の電話がかかってくる事もなく、家事に縛られることもなく、優雅な気持ちで心行くまでクルーズを楽しんでください。」と話していたものです。
しかし今現在はどうでしょう。WIFIが完備され、スマートフォンは船内でも、どこの国に行っても随分と気軽に使えるようになりました。世界中どこにいても日本のニュースを知る事が出来、話したい時に気軽に電話も掛けられます。ワケーションでクルーズに乗りながら仕事をこなすことを推奨していたりもします。
時代は確実に変わっているのです。時代に合った楽しみ方を知るのも悪くないと思います。
出発前から忙しい?
しかし、ホームページを読んでいくと乗船前に行う事はメダリオン・クラスのアプリでの登録作業だけではありませんでした。他にも行わなくてはならない事がありました。なにやら出発前から忙しくなりそうです。
この続きはまた別の機会に皆様にお知らせしたいと思います。