1840年、大西洋横断の定期船運航を開始して以来180年以上に渡りいつの時代もラグジュアリーな船の旅の象徴として輝き続けてきたキュナードライン。世界で唯一、英国王室より保有する客船に女王陛下の名前を冠することの許された客船会社としても知られています。古き良き伝統とエレガントな雰囲気、最高級のサービスを誇る「ホワイト・スター・サービス」を受継ぎながら最新の設備でラグジュアリーなクルーズを提供しています。クイーンの冠をいただく3船は、クイーン・エリザベスは「QE」、クイーン・ヴィクトリアは「QV」、クイーン・メリー2は「QM2」の愛称でも親しまれています。なかでも「クイーン・エリザベス(QE)」は世界で一番有名な客船と言っても過言でなく、特に日本では大人気の憧れの客船となっています。2019年には初の横浜発着による日本周遊クルーズを実施しました。
「ブリタニア」が、1840年(天保11年)に、北大西洋定期航路に就航してから、180年を超えるキュナードの歴史は、大西洋を最速で横断した船舶に与える「ブルー・リボン賞」の獲得、1922年パナマとスエズの両運河を通過する世界初の航路をとる「世界初」の世界一周クルーズに出港、「洋上初」としては、1874年女性用ラウンジ、図書室、電気式ベルを、1870年にバスルームを、1911年ジムを1914年に屋内プールを、2007年にはシアターにプライベートのボックスシートを設けるなど数々の「世界初」「洋上初」を冠した革新の歴史でもありました。また、タイタニックが救難信号を発した際、いち早く救助にかけつけたのは、「カルパチア」でした。「クイーン・エリザベス2」は、第一次・第二次世界大戦とフォークランド紛争では兵員輸送に投入されました。2022年には、現行の3隻に加え、4隻目となる客船がデビューする予定です。
一歩船内に足をふみいれるとそこは「英国」そのもの。午後は英国伝統の習慣「アフタヌーン・ティー」で紅茶やスコーンを生演奏とともにお召上がりいただけます。会場となるクイーンズ・ルームは、夜は広々としたホールがダンスタイムの時間となります。踊ることはもちろん、眺めているだけでも優雅なひとときです。また、英国の大衆文化のひとつ伝統的な英国風パブ「ゴールデン・ライオン」で英国人の生活に欠かせないパブライフをお楽しみください。キュナードの歴史や英国王室縁の写真なども展示されており、船内のいたるところで本格的な英国を体感していただけます。
ホワイト・スター・サービスは、高品質なサービスを定める基準としてあり続けてきました。キュナードがタイタニックを所有していたホワイト・スター・ラインと1934(昭和9)年に合併、その高品質なサービスと名前を承継しました。キュナードの全てのクルーは「ホワイト・スター・アカデミー」で学び、船舶についての知識やサービスの全てにおいて高いレベルでお応えできるよう訓練されています。胸元のロゴ・バッジは、長い伝統と格式を誇る、比類なきサービスの証です。
客室カテゴリーによってご利用いただくメイン・ダイニングが異なりますが、いずれも軽食からアラカルト、フルコースのディナーまで世界中から乗船されるお客様に満足いただけるおもてなしを提供しています。ほかにもスペシャリティ・レストラン、バーやラウンジでバラエティ豊かな美食をご堪能ください。
キュナードの夜は艶やかなフォーマルウェアにドレスアップしたゲストが船内を彩り、エレガントな雰囲気で満ちています。クイーンズ・ルームでは趣向を凝らしたテーマナイトが定期的に開催され、オーケストラの生演奏のもと、ワルツやタンゴのステップをお楽しみいただけます。また、ロイヤルコート・シアターでは、ロンドンのウエストエンドを彷彿とさせる華麗なショータイムが毎晩繰り広げられます。観劇、カジノ、バーやラウンジで生演奏などを楽しみながら語らうひとときは格別です。
区分 | 外国船の日本発着クルーズ |
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出発日 | 2025年05月24日(土) |
船名 | クイーン・エリザベス(QE) |
航路 | 横浜~クルージング~函館~釧路~クルージング~日付変更線通過~クルージング~コディアック(アラスカ/アメリカ)~スワード(アラスカ/アメリカ)~ハバードグレーシャー(アラスカ/アメリカ)~ジュノー(アラスカ/アメリカ)~グレーシャーベイ(アラスカ/アメリカ)~シトカ(アラスカ/アメリカ)~ヴィクトリア(カナダ)~シアトル(アメリカ) |
料金 | 300,000円〜950,000円 |