400隻以上ある世界の客船の中ラグジュアリー客船部門で最高の5星プラスにランクされている2隻の客船の一つ、「オイローパ2」に乗船するのは長年の夢でした。 ドイツの客船なので言葉が心配でしたが船内ではドイツ語と英語の2か国語で案内されていたので少し安心しました。小型ラグジュアリー船の代表なのでクルーズ料金が高いのではと心配しましたが、全室ベランダ、バスタブ付き、一番下のお部屋の広さもベランダを入れて35㎡、チップもWI-FI料もついて一泊約7万円。 日本の飛鳥2と比べてもそんなに高くないのですが、どのコースも10日~14日と長いものばかり。その中で5日間のハンブルグ~キール運河コースがありました。 キール運河はスエズ運河、パナマ運河と並ぶ世界3大運河の一つで北海とバルト海をつないでいます。全長98km、川幅102m、水深11mなので小型客船しか通行できません。 全長約226m、幅26.7m、乗客定員500人の「オイローパ2」ならではのコースです。 ハンブルグ港に到着すると乗務員がすぐ荷物を運んでくれ乗船手続きは船内で、シャンパンのサービルを受けながらでした。 乗務員はヨーロッパ系の若い女性が多くとても親切でした。 乗客もドイツ、オーストリア、スイスなどドイツ語圏からが中心で、英国や、北欧からのカップルや女性同士、子供連れの家族もいました。 お部屋は木目と白い壁で清潔で明るくバスルームはシャワーとバスタブが別々で広く快適。シャワールームにはベンチが付いていて座りながらシャワーを浴びれるのは年配の私には快適でした。レストランも和食、アジア系、イタリアン、ブフェなどあり、夕食は好きな時間に取れるので自由に楽しめます。 ラグジュアリー船なので夜の服装が心配でしたが、フォーマルは全くなく夜はエレガント・カジュアルといってワンピースや軽いパンツルック等でした。 さすがにドイツ人が多いので夜はバーでワイワイ飲んだり、歌ったりととても賑やかでした。 今回のクルーズの目的であるキール運河はハンブルグ港からエルベ川を下り、ブルンスビュツテルからキール運河にはいりました。 高い建物は少なく、赤い屋根、黄色の壁の民家が続きますが、そのうちに両岸に広い緑の畑や牧草地がひろがりのどかな田園風景が続きます。 運河沿いの農家の庭にはかわいい花壇があったり、洗濯物が干してああったり、豊かな体格の奥さんが手を振ったりしているのが見られました。 船の先端に陣取り明るい太陽を浴びながら、両岸の放牧された牛の群れ、畑で耕筰している農夫などをのんびり眺めながらドイツの広大な農村風景を楽しみました。ハンブルグではかってはハンザ同盟の盟主、「ハンザの女王」として栄えたリューベックの町を尋ね、コペンハーゲンでは、シンプルでモダーンな北欧デザインの素敵な商品が楽しめるストロイエ通りの散策を楽しみました
念願の夢、オイローパ2でキール運河通航!
オイローパ2
乗船日:2018年9月