英国キュナード社のフラグシップ、「クイーン・メリー2」は約15万トンの大型客船だが他の大型客船とは異なり流線形の美しい客船で一度は乗船したいと思っていた。 たまたま世界一周クルーズの途次、北九州港から香港という5日間のショートクルーズがあり早速姉妹と一緒に乗船。 ロビーエリアは狭いが、中に入ると赤い絨毯を敷いた幅広い通路が続き両壁には彫刻が施され如何にも英国の客船としての風格がある。 今回は世界一周の途次なので乗客は8割は英国人。 寄港地は済州島だけだったので、船内生活を楽しむ。 英国ならどこでも、誰でもが食べるフィシュ&チップスやヨークシャー・プディングなどが出るレストランで昼食を楽しみ、伝統のパブ、「レッド・ライオン」ではピアノの弾き語りを聞きながらエール(黒ビール)を味わう。今回は奮発してプリンセス・クラスの客室を予約。 朝食、夕食はプリンセス・クラスのお客様専用の「プリンセス・グリル」でとる。 明るくシックなレストランで、サービスも丁寧で時間をかけてゆっくり楽しむ。 夕食後は船前方にあるロイヤルコートシアターでショーを楽しんだ。 昼間は英国伝統の客船らしくゲストスピーカーによるレクチャーが多い。ロイヤルコートシアターには客船で唯一のプラネタリュームが隣接していて、星座の話をしてくれる。 済州島では新しいターミナルに停泊。 外に出るまでに600メートルは歩かねばならず大変だった。 クルーズ最後の夜は船尾にあるクイーンズルームに行く。ここは客船の中で一番広いダンスホール。 英国は社交ダンスが盛んで、生バンドに合わせて着飾った紳士淑女が一晩中ダンスを楽しんでいる。 日本人のお客様もダンスの好きな方が本当に楽しそうに踊っていた。 昼間は、フェンシング教室が開かれていた。 香港では新しいカイタッククルーズターミナルに到着。 タクシーで20分で中心のホテルに着いた。 英国好きの人にはたまらない客船であった。
憧れのクイーン・メリー2で最高の時を過ごしました
クイーン・メリー2(QM2)
乗船日:2019年3月